カンボジア農村部の教育支援
カンボジア国内の数百以上の農村部では、未だに小・中学校が不足しています。当団体の「農村部学校建設プロジェクト」は、カンボジアの貧困ライン以下で[1] 暮らしている農村部の教育を促進するために、現在までに550校以上の小・中学校の建設を行ってきました。建設工事完了後、ドナーは、彼らの学校で学ぶ生徒たちの学校への電気の提供、学生生活と教育をより強化させるために、英語とソーラーパネルを使用したコンピュータの技能訓練、インターネットへのアクセス、井戸・浄水器の設置、学校菜園による給食、女子学生の奨学金、図書の寄贈・図書館の設置等のプログラムを追加して、その学校を継続してサポートすることができます。農村部の学校をサポートするための多くのプロジェクトがあります。
学校建設支援 –建設した学校にあなたの名前を入れることができます!
当団体はカンボジア教育省と協力して、カンボジア全域の中でも、最も貧しく、国内外の支援がなかなか届かない遠隔地の農村部に学校を建設します。校舎が完了した後、教育省は学校で必修の国家カリキュラムを教えるために、教員免許を持った教師を派遣します。公立学校のため、生徒の入学は無料です。
校舎を建設した後、ドナーは、その校舎にご自分の名前を入れたり、もしくは、教室を建設し、教室に名前を付けたりすることができます。学校建設支援をお考えの方は、可能な金額の寄付を送ることができます。また、他のドナーからの寄付金とあなたの寄付金を組み合わせて、農村部の学校を建設することもできます。
建築費用 (2013年9月現在)
※3教室校舎 45,000ドル/約450万円
※5教室校舎 75,000ドル/約750万円
※1教室追加 15,000ドル/約150万円
上記の費用には、全ての教室の家具、黒板、男子と女子のための独立したトイレ設置費用も含まれています。
注:2011年末までは世界銀行やアジア開発銀行が提供するマッチングファンドを行っておりましたが、現在は行っておりません。そのため、上記の金額は、新しい学校を建設するのに必要な全費用です。
当団体が学校を建てる場所は、教育省の協力により、学校が最も必要とされる場所に決定されます。
当団体は、村から寄贈された土地に学校を建築されるか、既存の学校の土地に追加建設されます。学校建設期間は、気象条件に応じて、3ヶ月から8ヶ月程かかります。学校が完了すると、その学校は村に寄贈され、授業がすぐに開始されます。当団体が建設する学校は、全て公立学校としてカンボジア政府によって承認され、さらに資金調達することなく、自分自身で持続可能な公立の教師が配属され、カンボジアの教育カリキュラムに従って指導されます。 1999年以来、当団体は、カンボジア全域の農村部に550校以上の学校を建設し、現在も学校として、地域社会に奉仕し続けています。
学校建設が終了した後も、多くのドナーが自分の学校を継続して支援して下さっています。当団体の学校は、学習材料や学ぶ機会が不足している隔離された貧困地域に位置しています。そのため、追加プログラムとして、英語とコンピュータのトレーニング、教材やベジタブル・ガーデンなどの支援を追加することによって、より多くの機会を学生たちに提供することができます。
既存の学校を支援
共同出資で建設された学校が現在いくつかあります。当団体は、建設費を返済して名前を望むドナーにそれらの学校を割り当てることができます。そのような学校の費用は、15,000ドルです。
また、別のドナーによって建設された学校に、プログラムを追加支援をすることができます。学校建設後の追加支援が全くなく、正規の公立学校として運営されている学校が現在200校以上あります。採用された学校は、プログラムを支援しているドナーの名前を飾り額に入れて表示します。学校のプログラムのサポーターは、Eメールやデジタル写真の交流を通じて、学生や教師と交流したり、可能であれば、その学校を訪問したりすることもできます。
ソーラーパネル
ソーラーパネルは、コンピュータを使う電気を提供するために、学校の屋上に設置します。学校に追加される太陽電池パネルの最小数は3つです。そのパネルを使って、最長9時間まで低エネルギーのコンピュータに電力を供給することができます。
パネル3枚 $2,000
低エネルギーコンピュータ
クメール語のキーボードとカンボジアで組み立てられたブラウザを持つ低エネルギーのコンピュータをご支援いただくと、学生たちは、それらのコンピュータを使って、タイピング、ドキュメントの作成、Eメールの送受信やインターネットの閲覧方法を学ぶことができます。上記のソーラーパネルは、コンピュータの数の電力需要を満たすのに十分な電力を提供するように設置することができます。
省エネコンピュータ 一台 $500
インターネットアクセス
当団体の農村部の学校へのインターネットアクセスを提供するには、2つの方法があります。
方法1 :GPRSシステムは、モバイル・データ・システムにリンクすることによって、インターネットに接続されています。アダプタは、インターネットにそのコンピュータを接続するコンピュータのいずれかに取り付けられています。
方法2:衛星回線は、複数のコンピュータからインターネットにアクセスすることができます。
菜園プログラム 「ビクトリー・ベジタブル・ガーデン」
ビクトリー・ベジタブル・ガーデンは、学校敷地内で野菜を栽培し、毎日一回、無料で栄養価の高い食事を提供します。食事は、学校での一日の授業の開始前に、学校で提供されます。
菜園は、当団体の農業専門家の監督の下で、学校の敷地内に設置されます。菜園が完成するまで、天候に応じて通常3〜4ヶ月程掛かります。農業専門家によって、土壌と気候を分析し、その土地に適した作物の種類を決定します。敷地内の土壌が不毛である場合は、肥沃な土壌を土地を埋めるために運んできます。庭園は、当団体の組織によって雇われ、訓練を受けている庭師によって年間を通じて維持されています。ボランティアすることができる生徒達は、菜園で育てる野菜の世話をするように求められます。菜園で働くことによって生徒達は、異なる種類の作物を栽培する方法を学ぶことができます。学生ボランティアは、学年の終わりに、当団体よりサービス・ラーニングの証明書を受け取ります。当団体に雇われた料理師が食事を準備するキッチンもまた、学校の敷地内に建設されます。
設置費用は、肥料と土壌を準備し、作物を植え、キッチン、すべての道具を揃えることを含みます。また、庭師と料理師、食材、種子や肥料の2年間の給与をカバーしています。三年目から、当団体から、食材、種子、肥料、庭師や料理人の給与の費用を支援するドナーを依頼いたします。
注:菜園周辺で水源が利用できない場合には、井戸を掘削する必要があるかもしれません。その場合は、別途費用がかかります。
$8,250 継続費用3年目以降年間$2,200